「みんなと学ぶ」
にこめた思い
学校図書の教科書には、教科名の前に「みんなと学ぶ」という言葉がついています。
これには、教室という空間、授業という時間を共有し、
先生や友だちとの学びを大切にしたいという思いをこめています。
「個」があっての「みんなの学び」、「みんな」があっての「個の学び」。
個とみんなの両方の学びが深まることを大切にし、教科書編修の基本理念としてきました。
個の違いが協働を生み、
協働の学びが個を深める。
個別最適な学び/協働的な学び
令和4年度に中教審より答申された「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して」においては、全ての子供たちの可能性を引き出す個別最適な学びと協働的な学びの実現が必要であると提起されています。
新しい教科書では、従来大切にしてきた「みんなと学ぶ」の理念の中に、さらに個の学びも充実させて、二つの学びの一体化を進める工夫をしています。
情報教育/ICT活用
情報活用能力は、学習の基盤となる資質能力と位置付けられ、GIGAスクール構想の進展等により、一人1台の端末機器を利用したICT活用が進んでいますが、その一方で様々な課題も指摘されています。
新しい教科書では、ICTを活用した学びの工夫を施すとともに、情報活用や情報モラルの問題を「みんなと学ぶ」ことを通して、情報教育をトータルにサポートしていきます。
SDGs 〜持続可能な社会〜
社会の持続可能な発展を目指し、地球環境をまもっていくことは、全世界の喫緊の課題となっています。特に、これからの未来社会を担っていく子どもたちにとって、SDGsを考え実践していくことはたいへん重要です。
新しい教科書では、ひとりひとりができることから始め、SDGsを「みんなと学ぶ」こと、を基本に、取り組んでいきたい事柄を多数掲載してESDを推進していきます。
多様な背景をもつ児童への対応
学校や地域を取り巻く事情、障がいなどの個人的な事情、家庭の環境や家族の事情など、子どもたちのもつ背景には様々なものがあり、その対応はいっそう重要になってきています。
新しい教科書では、多様なひとりひとりが「みんなと学ぶ」ことを大切に、児童のもつ様々な背景にできる限り寄り添った学習支援に配慮しています。
学びをより豊かに
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生活
「みんなと学ぶ」で
確かな学力/学力向上
令和4年度には、理科も含めて学力・学習状況調査が実施され、弊社においても理数の調査問題のポイントや教科書との関わりについて分析をした資料を作成し、教科書ご採用校にご提供しました。(「 」を参照)学力向上は、全国の教育委員会・学校においての重要な目標のひとつになっています。
新しい教科書では、「知識・技能」の定着を図るとともに、よりいっそう「思考力、判断力、表現力」の育成に資するような課題づくりに取り組み、以下のような工夫をしました。